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桜 

あなたに
満開の桜を見せてあげたかった
大切なあなたに
想い出を込めた桜の歌を贈りたかった・・・

降り注ぐ春の日差し 柔らかい風・・・
大きな桜の木の下で
あなたは俺を見つめ
優しく微笑んでくれたね
満開の桜が見れて幸せだと
そう呟きながら・・・
音もなく舞い続ける桜の花びらに
その細い腕を伸ばし
桜吹雪に包まれたあなたの姿は
まるで別世界にいるようだった
静かに流れ落ちる涙と
久し振りに浮かんだ心からの笑顔が
この世のどんなものより
綺麗で儚く見えた

だんだん弱っていくあなたを
抱きしめるたびに
守ってあげたいと思った
助けてあげたいと思った
何も出来ずにただ寄りそいあって・・・
だけど、どんなにそう願っても
とうとう奇蹟は起こらなかった──
大きな桜の木の下
「ありがとう・・・」
あなたは俺の腕の中で
静かにその目を閉じた──

今 桜が花開く 何よりも力強く華やかに
今 桜が花開く 全てはあなたの心のままに・・・

俺は呟く
たくさんの優しさと安らぎをくれたあなたに
「ありがとう・・・」
「君は、俺のたった一つの救いだった」 
プロフィール

ハラメグ

管理人→ハラメグ
思春期に書き溜めた詩集(一部新作)です。



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